数刻の後、人馬の息を休めようと双方引き上げてしばらく休む。この時立花但馬守鑑載は長尾原に出て尚持を囲もうとした。一方、高橋は直ちに許斐に向かって城を攻めようとする。城中には甲斐守尚安が備えを整えて堅固に守っていた。双方一度に入り乱れて敵も味方も見分けがつかなくなった。

そうしたところに嶽山から宗像勢が上げる勝鬨の声が山河を揺るがし聞こえてきたので寄せ手は気を損なって立花へ引き上げた。>次へ

大友勢再び襲来≫尚持の死:123456│7│89